大雪警報の八海山、かぐらのパウダー、締めは志賀高原のオムライス!「大当たり」を引き続けた今シーズン最高の15日間。

「写真を撮る余裕すらないマイナス10度の世界」

スノーボーダーなら誰もが「あ、それはガチなやつだ」と共感できるリアルな物語

キラキラしたリア充感ではなく

「雪に狂ったスノーボーダーの脳汁」

理由はシンプル。スマホを取り出す余裕すら奪われる、本気の冬がそこにあったから

思いっきり楽しんできました。

1月末から2月初旬。ウィンターシーズンがもっとも深く、熱くなる

「ハイシーズンの最深部」

 この最高の時期を逃すまいと、有給休暇をぶつけ、新潟から長野へ。

この3週間、ブログを更新する余裕なんて1ミリもなかった。 

連日の気温はマイナス10度。快晴なんて一度もない。 

スマホを取り出せば一瞬でバッテリーが落ち、指先の感覚はなくなる。 

写真は一枚も撮れなかった——いや、

「撮る暇があるなら一本でも多く滑りたい」

そんな本能が勝る日々だった。

かぐら・みつまたエリアで「大の大人が始発から最後まで」パウダーに溺れた日

1月26日(火曜) かぐらスキー場 with Friend

Screenshot

始発から最後まで、大の大人がはしゃぎ倒す

ウェアが凍りつき、視界が白く塗りつぶされる過酷なコンディション。 

そんな中、大の大人二人が、始発便から最終まで一度も足を止めることなく滑り続けた。

コース脇に飛び込めば、そこは別世界。 

人が半分埋まるほどの深雪

「これ、ヤバくないか!?」 「最高すぎるだろ!」

声を掛け合いながら、何度も、何度も、パウダーの波に突っ込んでいく。 

日が傾いて最後になってもパウダーが残ってる。

深い雪を巻き上げ、視界が真っ白になるたびに、ヘルメットの中で笑いが止まらなかった。

【豪雪の八海山】大雪警報の関越道を越えて。ロープウェイ運休が生んだ「奇跡の貸切パウダー」怒涛の26本。

1月31日(土曜)八海山スキー場 solo

Screenshot

「本当にたどり着けるのか?」

関越道を北上するにつれ、フロントガラスを叩きつける雪は激しさを増していく。

向かうは新潟県・六日町、六日町八海山スキー場。知る人ぞ知る、深雪の聖地だ。 

大雪警報が発令される中、過去イチとも言える豪雪をかき分けなんとか現地に滑り込んだ。

降り続く雪、リセットされ続ける斜面

狙うは始発の1便。 八海山の魅力は、その急峻な地形と圧倒的な積雪量だ。

この日も、滑れば滑るほど、上から新しい雪が降り積もり、シュプールを消していく。

「常にリセット。常にノートラックとは言いがたいが コンディションは最高

そんな贅沢な状況に、我を忘れて飛び込んだ。 しかし、お昼過ぎ。

突如ロープウェイ運行がストップする。 

整備点検のため、しばらく動かないとの事。

普通ならここで終了、となるところだが、運命は味方した。

第3ロマンスリフトに閉じ込められた「幸運」

ロープウェイが止まったとき、ちょうど山の上部にいた。 

上部の「第3ロマンスリフト」だけが、数人を残して動き続けていたのだ。

そこから先は、まさに「ありえない」時間の始まり。

広大なゲレンデを、ほぼ数人だけで貸切。 

斜面は数分で雪に覆われ、何度滑っても真っ新なパウダーが僕らを迎えてくれる。

 気づけば、大の大人が我を忘れてリフトに飛び乗り続け、カウントした乗車回数はなんと合計26回。

八海山のハードな斜面でこの本数は、まさに「狂い咲き」だ。

16時完全燃焼。

最後の最後まで、一本も手を抜くことなく滑り倒した。 

ウェアは雪と氷で鎧のように固まり、脚は限界を超えて震えている。 でも、不思議と顔は笑っていた。

大雪警報の中でしか味わえない、本物の「大当たり」。 

写真を撮る暇なんて、やっぱり1秒もなかった。 

この興奮を伝えるには、スマホの画面越しでは足りない。

「滑り倒す」とはどういうことか。 その答えを、八海山の深い雪が教えてくれた気がする。

【脳汁全開】「かぐら」決戦。新雪ジャンキーたちを出し抜き、一日中パウダーを食らい尽くした勝利の記録。

2月1日(日曜)かぐらスキー場  solo

Screenshot

「神の湯」で凍えた体を癒やし、仮眠を取る。 朝6時、アラームが鳴る前に目が覚めた。

今日は「かぐら」だ。 前日のクローズを知っている新雪ジャンキーたちが、手ぐすね引いて集まってくる。

 一分一秒が勝負。6時半に神立を出発し、7時にはかぐらの駐車場に滑り込んだ。

案の定、ゴンドラ待ちはすでに熱気を帯びている。 

惜しくも2便目での乗車となったが、焦る必要はない。

どこに雪が溜まるかを知っている「ハンター」だからだ。

5ロマ閉鎖。だが、それがどうした。

この日、期待された「5ロマ(第5ロマンスリフト)」はオープンしなかった。 

普通なら落胆するところだが、むしろ戦略が絞りやすくなった。

みつまた、かぐら、そして田代。 広大なエリアのどこを滑っても、

そこには極上のパウダーが待っていた。

通常、パウダーなんて10時を過ぎれば食い尽くされるのが常識だ。 

けれど、この日は違った。 あっちの斜面へ、こっちの林間へ。

エリアを縦横無尽に渡り歩き、誰も見向きもしないスポットを叩き続ける。

溢れ出る脳汁、止まらないシュプール

「まだある…!」「こっちもノートラックだ!」

滑るたびに、板が雪を切り裂き、スプレーが飛んでくる。

 重力を感じさせない浮遊感。行けるかどうなわからないドキドキ感。

 これまでの人生で、こんなに脳汁が出たことがあっただろうか。 

一本滑るごとに、脳内のドーパミンが限界値を突破していくのがわかる。

結局、朝から帰るまで、ずっとパウダーを追い、ずっとパウダーを滑り続けた。 

ライバルたちが多い中で、自分だけが最高の獲物を仕留め続ける全能感。

写真は相変わらず、ほとんど撮っていない。

こちらの1枚のみ 

スマホを取り出す時間が惜しいほど、一秒でも長く浮遊感を味わいたかった。

3週連続、4回目。 「もう十分だ」なんて言葉は、この雪を前にしたら嘘になる。

 新潟の雪、かぐらの深さ、すべてが噛み合った、忘れられない一日になった。

【聖地・志賀高原】氷点下15度の「焼額ブルー」と極上のオムライス。

2月8日(日曜)志賀高原 焼額山スキー場  Snow Friends

Screenshot

「今シーズン最後になるかもしれない。」 そんな予感を胸に、僕は再び北へと向かった。

出発前から、都内の自宅前にはすでに雪が積もっていた。これからの旅路を予感させる光景に、

胸の高鳴りを抑えられない。今回の目的地は、日本が誇るスノーリゾートの聖地、志賀高原・焼額山だ。

今回は、あいのりで知り合ったFさんやスノーフレンズたちとのグループライド。

スキーヤー3人に、スノーボーダーの自分。

異種のギアが混ざり合う、刺激的なセッションの始まりだ。

氷点下15度、焼額ブルーの輝き

スキー場に到着した瞬間、肌を刺すような冷気が襲う。

気温はマイナス15度。今シーズン一番の冷え込みだ。

しかし、空を見上げれば、そこには吸い込まれるような

「焼額ブルー」が広がっていた。

凛とした空気の中で、真っ白な雪面が青空に映える。

これまで「写真も撮れない悪天候」を潜り抜けてきた自分への神様からのプレゼントに思えた。

スキーヤーを追う、熱狂のパノラマクルーズ

午前中は焼額山をメインに全域を攻める。

 さすがはスキーヤー陣。スピード感が違う。 「待ってくれ!」と心の中で叫びながら、

僕はボードを力一杯踏み込み、彼らのシュプールを追いかける。

寒さを忘れるほどの激しいライディング。

徐々に雪が強まり、景色が白く染まり始める頃、僕らのお腹は限界を迎えていた。

至福のランチ:ロッキーの「ふわとろオムライス」

11時、志賀高原に来たら外せない名店「ロッキー」へ。 

お目当ては看板メニューのオムライスだ。

凍えた体に、温かい卵とデミグラスソースが染み渡る。 「うまい…。」

 仲間と囲むテーブルには、滑りの高揚感と最高のランチがもたらす幸福感が満ちていた。

奥志賀まで駆け抜けた、極寒のラストラン

午後は一ノ瀬から奥志賀高原まで、さらにエリアを広げて足を伸ばす。 

雪は勢いを増し、志賀高原らしい「極寒の世界」が戻ってきた。

鼻毛も凍るような寒さの中、広大な斜面をひたすら滑り倒す。 3週連続4回。

 新潟の豪雪、かぐらのパウダー、そして志賀のスケール。 この3週間の記憶が、

一本一本のターンとともに脳裏を駆け巡る。

「やりきった。」

最後の一本を滑り終えたとき、体はバキバキだったが、心はこれ以上ないほど満たされていた。 

これにて、僕の怒涛のウィンターアクティビティは完結。

写真は数枚しかない。けれど、志賀の青空と、

仲間の背中とあのオムライスの味は一生消えないメモリーとして僕の中に刻まれた。

気がつけば、新しいパウダーボードを手に入れていた!笑

最後まで読んで頂きありがとうございます!

Snow Activity

Posted by haohao_T