日本横断の旅 Vol. 21 震災から12年、福島の被災地を巡る
2023.03.11(土曜) JR常磐線 富岡駅〜新地駅
シロウトチャリダーレベル★ ★ ☆ ☆ ☆
シロウトチャリダー絶景★ ★ ★ ★ ★ (オススメ度)
3.11 奇しくも12年前と同じ日に福島へ日本横断の旅に出掛ける事にした。
暖冬の影響で春の訪れが急に早くなり、天候も申し分ないほどコンディションが良い予報
1週間前からこの地を訪れるプランを立て
1泊2日で宮城県の石巻駅をゴール設定し太平洋側を北上していきます。
日本横断の旅Vol.5 昨年10月に富岡駅から先に進む為、地元の駅から東京駅で特急列車に乗り換え富岡駅へ。
約70キロ先の宮城県との県境、新地町を目指します!
旅レポ
5時起床して東京駅に向かいます。 今まで使っていた輪行袋がボロくなってきたので この日は新しい輪行袋のデビューです。
●地元の駅 5:37
気合が入っています、当日の特急列車とホテルは前日に予約済みです。
東京駅6時53分の特急 いわき1号に乗りこみ、朝食タイム
●朝ごはん 6:55
思いのほか、東京発のいわき行きの列車は8割以上の乗車率 他の車両も同じ感じ。
今回も電車移動の時間がめちゃくちゃ長いです。 ブログの下書きなどをしながら時間を潰します。
日立駅から先は前回海沿いを走ったところを車窓から眺めながら
いわき駅に到着して、原ノ町行きの列車に乗り換えます。
local列車のはずなのに、かなりの乗客が乗っていてびっくりしました。
特別な日なのでふるさとに帰るひとでしょうか 非常に乗客が多いです。
約4時間掛けて ようやくスタート地点へ。
●JR富岡駅 10:15
富岡駅で一緒に下車したチャリダーと軽く挨拶し自分の進む方向と逆の日立へ向かうようです。
私は富岡駅を出てから国道6号に出て双葉方面に進みます 。
ここの区間は数ヶ月前まで帰還困難区域に指定され、徒歩や自転車は通行できなく仮に通る場合は大きく迂回しなくては行けない場所でしたが、この春から通れるようになり、この目で直接見てみたく、何か感じるモノがあれば良いなと思い、今年1番通ってみたかった場所の1つです。
原発が近いこともあり、お店も閉店したままで当時の面影のまま
パチンコ屋もシャッターが降りてこの辺り一体は時が止まってしまっている様子です。
そんな中、電柱にかわいらしく・・・ 思わず写真を撮ってしまいました。
ふくしま浜街道ハッピーロードとピンク色で記載があります・・・・
そして、この日一番驚く出来事が?!
富岡駅を出発してまもなく、右側前方からビデオ撮影をしている3人組みが視界に入ります。
3.11だからどこかのTV局かなとか思い、走り去ってから何十秒か経って後ろに人の気配を感じると、
マスク姿の人が走って追いかけてきます。
んっ⁉️ まさかとは思いますが、50メートル程進んで更に振り向くと まだ追いかけてきます。
懸命に走ってこられていたので話を聞くと、NHKの取材とのことでした。
N:是非、取材させて下さいとのことで。
私: え〜 いや〜〜〜〜 無理ですよ〜と いやーーーまじで喋られないですわ
私:他にも走っている人いませんでしたか?
N:初めてでして・・・・・
断りきれませんでした 笑
1分程のインタビューを受けて、
私:他に通った人がいたらカットでお願いしまーすと お願いしました。
念の為、いつの放送に使うか確認すると18時からのニュース番組に。
こんな所で思いもよらない取材に少しテンションが上がりました。
右側には東電の原発方面は全て帰還困難区域でバリケードされています。
自転車旅でお世話になっている すき家も ご覧の通りです。
そして、スタートしてから1時間弱で
●福島第一原子力発電所 11:08
福島第一原発が直接見える所まで走ってきました。
廃炉処理のため巨大クレーンがいくつも立っております。
とても不思議な気持ちになりました、あまり長居することろではなないので足早に進みます。
●双葉町へ 11:12
そして双葉駅に立ち寄ると多くのTV局がいて、寄る気持ちになれなかったので
双葉町のメイン通りを海の方へ向かって進んでいきます。
街は復興に向けて新しい建物と当時のままの建物が混在しております。
東日本大震災・原子力災害伝承館へ
●東日本大震災・原子力災害伝承館 11:31
こちらの施設は津波や原子力災害で被災した施設や復興の状況を実際に間近で見ることができます。
展示物や当時の映像か復興への足跡を学ぶことができる、大変貴重な資料館です。
この博物館の隣接したところに食事が取れるフードコートがありますが大盛況…
お弁当でお腹を満たします。揚げ物たくさんでしたがとても美味しいかった。(600円味噌汁付き)
1時間程滞在して、震災遺構 諸戸小学校へ
途中に福島県復興祈念公園(見晴台)に寄りますが日曜日は登れなく残念、写真だけ。
そこから10分程で 浪江町の諸戸小学校へ
●震災遺構 諸戸小学校 12:46
東日本大震災による災害の脅威や教訓、その時に学校にいた先生や生徒たちの避難の状況など生々しく知ることができます。請戸小学校は海から300mと近く津波は2階まで達していた事から避難が的確にできていなければ
津波の犠牲になっていたかもしれません。
津波が発生して小学校から2キロ離れた小高い大平山に避難して無事だったようです。
津波の恐ろしさを忘れないように語り継がれる素晴らしい施設。
感慨深い気持ちになり来て良かった、
日本人なら一度は観に行って欲しい。
浪江町を後にして海岸線に出てからフラットで気持ちが良い道が続きます。
●南相馬市 13:31
南相馬市 相馬市を更に北上して行きます。
●13:58
この日初めてのコンビニ、国道6号を避けて通っているので補給ポイントが全くありません。
幸いにも気温が低く、喉も乾いていなく空腹感は無かったので問題無いが季節により注意が必要です。
風も穏やかで サイクリングには最高の海岸線です。
相馬市にある道の駅ではなく浜の駅
松川浦に寄り海鮮物を食べようとしますが時間が遅く撤収作業中
残念ですが、目的地の新地駅に向かいます。
●ゴールの新地駅 16:22
宮城県との県境にあり、駅の目の前に宿を確保しました。
水回り使用不可の訳アリのお部屋でしたが朝食込みで5000円でしたので
とてもリーズナブル。
宿にはつるしの湯と併設しており、温泉も入り放題です。
自転車も室内に持ち込みOKで至れり尽くせり。
朝から移動もあり疲れていたので風呂に入った後は宿にある食事処で
刺し身定食 大盛り!
ペロッと食べて部屋に戻ります。
そして18時過ぎにNHKニュースが始まると ビール片手に釘付けに。
この日は今日走ってきた双葉町から中継をしており、ずっと復興関連の内容でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして18時20分
出ましたーーー 走ってるーーー
更にーーーー
インタビューもーーーーー
お酒も飲んでいたので このまま 眠りにつきました。
初日終了
走行ルート
日本横断一筆書き 合計 走行距離4,305キロ
最後まで読んで頂きありがとうございました!
にほんブログ村