Vol.79 分割日本一周 ついに北の大地へ。北海道ステージ、開幕!

【Day 1 サマリー:新千歳〜札幌】

北海道上陸初日、まずは札幌までの足慣らし。

広大な大地を感じながら、ゆっくりと北の大地のリズムを体に馴染ませていきました。

  • 走行日: 2026年4月29日(水)
  • ルート: 新千歳空港 〜 札幌市
  • 走行距離: 51.98 km
  • 走行時間: 4時間31分
  • 獲得標高: 303 m
  • 気温・天候: 12.2℃、曇り(時々雨の予報も)
Screenshot

試練の幕開け?北の大地はまだ「冬」だった

昼前に新千歳空港へ到着。 逸る気持ちを抑えながら愛車を組み立て、パニアバッグを装着して準備完了。いよいよ空港を後にします。

しかし、外に出た瞬間に言葉を失いました。

「寒い。寒すぎる……!」

自宅を出発する直前、念のためにと上着を一枚追加しておいたのですが、

そんな準備を嘲笑うかのような冷気。4月末とはいえ、

北海道の空気は完全に「冬」そのものでした。

見上げれば、行く手にはどんよりとした濃い雲が垂れ込め、

今にも雨が降り出しそうな気配。

「これ、本当に走りきれるか?」

一瞬そんな不安が頭をよぎりましたが、目の前に広がる北海道らしい広大な景色が、

沈みかけた気持ちを奮い立たせてくれます。

厳しい寒さと怪しい空模様。 どうやら私の北海道ステージは、

手放しでの歓迎とはいかないようです。

どんよりとした空模様の下、ペダルを漕ぎ続けていると、

いよいよ雨が降り出しそうな気配に。

「降られる前に補給を」と思い、目に付いた中華屋さんへ飛び込みました。

注文したのは、回鍋肉定食。 濃いめの味付けが、寒さでこわばった体にじわじわと染み渡ります。

そして、この判断が大正解でした。 店内で一息ついたのとほぼ同時に、

外は激しいスコールに。 もしあのまま走り続けていたら、今頃は全身ずぶ濡れで途方に暮れていたはずです。 30分ほどで雨は止み、まさに「神回避」と言える最高のタイミングでの昼休みとなりました。

しかし、雨が止んでも空気の冷たさは相変わらず。

この先の行程を考え、近くのセカンドストリートに立ち寄ることにしました。

そこで迷わずジャンパー(黄色UNIQLO)を現地調達

自宅から一枚追加して持ってきたとはいえ、

北海道の「冬の空気」には太刀打ちできません。

背に腹は代えられない、旅先でのリアルな寒さ対策です。

黒のパーカーは札幌で追加で買い足した上着です・・・笑

圧巻のクオリティ!北広島〜札幌サイクリングロード

お腹を満たし、防寒装備も整えて再出発。

ここからは、今回の初日ライドで最も楽しみにしていたセクション、

「札幌恵庭自転車道線」へと入ります。

北広島付近から札幌市内へと続くこのサイクリングロードが、

とにかく素晴らしかった!

まず、道幅が広くて舗装が驚くほど綺麗。

本州のサイクリングロードだと、どうしても一般道との交差や段差が気になりがちですが、

ここは別格です。自転車専用の空間がしっかりと確保されており、

パニアバッグを積んだ重めの車体でも、ストレスなくスイスイと加速していきます。

左右に広がる北海道らしい牧歌的な風景を眺めながら、

自分だけの道を突き進む。

冷たかった風も、走っているうちに心地よい刺激に変わっていきました。

「あぁ、これだよこれ。これを走りに来たんだ」

思わず独り言が漏れるほど、自転車乗りの理想が詰まった道でした。

信号に邪魔されることなく、自分のリズムでペダルを回し続ける贅沢。

新千歳を出た時の不安や寒さはどこへやら、

気がつけば最高の気分で札幌市内へと吸い込まれていきました。

北広島から続いたサイクリングロードは、

札幌市内に入ってもその快適さが衰えることはありませんでした。

道沿いには、遅い春を告げる満開の桜。 淡いピンクの花びらが風に舞う中を走り抜ける時間は、

これまでの寒さや疲れをすべて忘れさせてくれるほど、のどかで、贅沢なひとときでした。

サイクリングロードの終着点(END地点)に立ちより

ゴールは札幌駅!札幌のシンボルに囲まれて

サイクリングロードの終点から、さらにペダルを回して札幌の市街地へ。

4kmほど走ると、目の前にダイナミックなさっぽろテレビ塔が姿を現しました。

時刻は16時過ぎ。 新千歳を出た時のあの凍えるような寒さや怪しい雲行きが嘘のように、

空には晴れ間がのぞいています。テレビ塔のふもとに愛車を止め、

パチリと一枚。ここまで一緒に走ってきた相棒との達成感を分かち合う、最高の一枚になりました。

その後は、歴史を感じさせる重厚な佇まいの北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)へ。

夕暮れ前の優しい光に照らされた赤れんがと、春を待つ木々のコントラストが美しく、

都会の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな空気が流れていました。

北海道上陸初日、新千歳から札幌までの約52km

ホテルは札幌駅近くのビジネスホテルへ

明日に向けて!十勝豚丼でエネルギーチャージ

札幌市内の散策を終え、初日の夜に選んだ勝負飯は……「十勝豚丼 いっぴん」

運ばれてきた瞬間、炭火の香ばしい匂いが鼻をくすぐり、一気に食欲が爆発します。厚切りの豚肉に絡む甘辛いタレ、そしてシャキシャキの白髪ねぎ。一口食べるごとに、今日1日で冷え切った体と使い果たした体力がみるみる回復していくのが分かります。

ボリュームたっぷりの豚丼と温かいお味噌汁。これぞ、北海道ライドの最高のガソリンです。

明日は、ここ札幌から日本海側の留萌までを駆け抜ける、今遠征最初の山場。

走行距離は約125km。未知のルート、そして今日以上のロングライドが待っています。

あとは早めにベッドに潜り込むだけ。

北の大地の風を全身で受ける準備は整いました。

明日の朝、最高のコンディションで出発できるよう、今日は早めに就寝します。

おやすみなさい。札幌の夜、そして明日の125kmへ!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!