奥秩父のタフな稜線を駆け抜ける!木賊山〜甲武信ヶ岳〜雁坂嶺縦走21km

縦走の概要と活動データ
今回のステージは、山梨と長野の県境にまたがる奥秩父の深い山々。
緑が最高に美しい季節ですが、アップダウンが激しく脚力が試されるハードなコースを走ってきました!
【今回の活動データ】 活動日時:2026年7月11日(土)[日帰り]
総距離:21.4 km タイム:7時間13分
累積標高(のぼり):2,081 m 累積標高(くだり):2,084 m
消費カロリー:2,880 kcal

序盤からガツンと登って「木賊山」へ
スタートは早朝の4時40分。静かな空気の中、


木賊山(とくさやま)を目指して新道の急登へと突入します。
有名な「徳ちゃん新道」を登っていくのですが、これがもう、めちゃくちゃに長い!!!
通常の登山コースタイムを見ると、木賊山までだけでも登りで5時間以上かかるという超ロングで果てしないルートです。
延々と続く強烈な急登は、分かりやすく丹沢で例えるなら、
大倉から蛭ヶ岳までずーーーーっと登らされているような終わりの見えないタフさ。
奥秩父らしい苔と深い緑に囲まれた美しい景色ですが、
序盤から容赦なく足が削られていきました。

奥秩父の苔むした深い緑に癒やされつつも、

序盤から大腿四頭筋をフル稼働させて強烈な急登をグイグイと攻め上がっていきました。

そんな過酷な急登を必死に攻め上がったのですが、なんと最初のピークであるはずの木賊山は、
樹林帯の中でまったく気づかずにそのままスルー(笑)。
「あれ?もしかしてもう過ぎた!?」なんて思いながら、
そのままお目当ての甲武信ヶ岳へと突き進みます。
百名山・甲武信ヶ岳山頂!(AM 7:40)
木賊山から一度グッと下り、登り返すことちょうど3時間。 午前7時40分、

ついに甲武信ヶ岳(標高2,475m)の山頂に到着しました!
見上げれば、スカッと晴れ渡る爽快な青空! 早朝発だからこそ味わえる澄んだ空気と、
奥秩父の山深い大パノラマが出迎えてくれました。
ここまでハイペースで登ってきた疲れが一気に吹き飛ぶ、最高の瞬間です。
山頂で景色を眺めながら、午前8時まで20分間じっくり休憩。

エネルギーをフル充電して、いよいよここから雁坂方面へと向かいます。

破風山〜雁坂嶺:激しいアップダウンと驚きの出会い(AM 8:00〜)
ここからのトレイルは、まさに奥秩父の真骨頂。

まずは山梨百名山でもある「破風山(標高2,318m)」へ。

大きな巨岩がゴロゴロと転がるダイナミックな山容ですが、ここでなんと驚きの出会いがありました!
【山での素敵な出会い】
破風山あたりで、なんと80歳くらいと思われる超元気なお爺さんに遭遇!
しかも服装は驚きのランパン&タンクトップ姿!
2,300m級のタフな山の上で、その若々しさと桁違いのバイタリティには本当に刺激を受けました。
「自分もあんな風に、いつまでもカッコよく元気に山を駆け巡っていたい!」と、
未来の大きな目標を見せてもらったような最高の出会いでした。
お爺さんからパワーを分けてもらい、さらに進むとパッと視界が開けるエリアへ。
青空に向かってツンツンと伸びる白枯れの木々と足元を覆う緑の笹のコントラストが本当に美しい!
しかし、美しい景色とは裏腹に、
ここから「東破風山」を経て「雁坂嶺」へと続くアップダウンは地図で見る以上にエグい仕様。
さらに、ここで一つ想定外のプレッシャーが。
「……残りのお水、ちょっと厳しいかもしれない」
ハイドレーションやボトルの残量は明らかに心もとない状態。
夏のタフな縦走において、水分の枯渇は命取りになります。喉の渇きを覚えつつも、
残りの水を気にしながらのハラハラした縦走となりました。
ペース配分と一口すする量に神経を尖らせ、
さっきの元気なお爺さんの姿を頭に浮かべながら、必死に足を動かします。
水分との戦いを経て、今回のラストピーク「雁坂嶺(標高2,289m)」をクリア!

日本三大峠「雁坂峠」へ(AM 10:23)

雁坂嶺を過ぎ、視界が一気に開けると、

ついに雁坂峠(標高2,082m)へと辿り着きました!
時計を見ると、時刻は10時23分。

なんと、あのタフなアップダウンの連続だった甲武信ヶ岳から、
わずか2時間20分での到着です!水分への不安と戦いながらの激走でしたが、
この開けた素晴らしい景色と、無事にここまで繋げられた安堵感で胸がいっぱいになりました。
残り7km!水が足りるか!?……からの誘惑と沢渡り
雁坂峠からは、待ちに待った下りオンリーのパート!
青々とした笹原の中を駆け抜けるこの一筋のトレイルは、ロケーションとしては文句なしに最高!

重力に身を任せて気持ちよくスピードに乗っていきますが、
頭をよぎるのは「ゴールまで残り7km、水足りるか?」の文字。
持ってきた水は2.5ℓ、既にハイドレーションは枯渇している
喉の渇きと戦いながら必死に下っていると、トレイルは徐々に沢沿いへと入っていきます。
そこで目の前に現れたのは、
ジャブジャブと音を立てて流れる清流、「井戸ノ沢」!

「山の生水はダメだ、ダメだ……」と頭では分かりつつも、
あまりの涼しげな誘惑に理性が完全ノックアウト。
思わず手ですくって、ガブガブッと3口ほど飲んでしまいました――!!
「……美味い!!!」
冷たくて五臓六腑に染み渡る天然水の美味さといったら、
もう言葉になりません(マネする方は自己責任で!笑)。これで完全に生き返りました!
水分補給をして息を吹き返した後は、さらに沢沿いを下っていきます。
下山のルート上では、沢渡り(渡渉)が全部で4つほどありました!

ゴトゴトした岩の上をバランスを取りながらリズミカルにクリアしていくのが、
これまたトレランらしくて堪りません。木漏れ日と水のせせらぎに包まれながら、
最後の最後まで変化に富んだ極上のトレイルを堪能しました。
ゴール!そして最高のご褒美リカバリー(AM 11:53)
沢を無事に下りきり、ゴールの「道の駅みとみ」へ滑り込み!
到着時刻は11時53分。 目標にしていた大台、「7時間切り」にはあと一歩届かず……!

悔しさはほんの少しありますが、そんなことよりも、
あのハードなルートを攻めきった充実感と大満足の気持ちでいっぱいです。
下山後は、楽しみにしていた最高のご褒美タイム。
まずは近くの温泉にドボンと飛び込み、汗と疲れをさっぱりと流してリフレッシュ!
そして、お昼ご飯は山梨に来たら外せないこれです。
酷使した筋肉と体へ、鉄分&エネルギー補給のために
「鳥もつ煮」をチョイス! 甘辛く濃厚に味付けされたレバーやハツが、

渇いた体に染み渡り、白米が猛烈に進みます。
やっぱり、ハードに動いた後の山グルメは五臓六腑に響く美味さですね。
最高のリカバリー飯を堪能し、大満足で帰路に就きました。
走ってみての振り返り・まとめ
終わってみれば、21.4km・累積のぼり2,081mを7時間13分。
水分ハラハラ(&沢水ガブガブ)のドラマや、強烈なレジェンドお爺さんとの出会い、
そして美しい沢沿いのトレイル。夏トレのガッツリとした追い込みとしてはこれ以上ない、
中身の詰まった最高の山行になりました。
やっぱり、自分の脚で山を駆け抜けるのは最高ですね!
次なる百名山、そしてさらなるタフなトレイルに向けて、
また日々のトレーニングを積み重ねていきます。
本日も最高の山の恵みに感謝!お疲れ様でした!
日本百名山制覇への道のりは、これでまた一歩前進
20 / 100
NEXT:次なる頂へ——。




